Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
たんげさぜん
丹下左膳
林 不忘
Lisez 丹下左膳 (たんげさぜん) de 林 不忘 (はやしふぼう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 241 861 caractères · 480 écrans
白真弓(発端篇)
結び文をはさんだ矢……矢文なんです。
とたんに。
「ワッハッハ、矢をはなちてまず遠を定む、これすなわち事の初めなり。どうだ、驚いたか」
という、とてつもない胴間声が、橋の上から――。
白真弓(発端篇)
ひょうひょうと風のごとく、ねぐらさだめぬ巷の侠豪、蒲生泰軒先生。秩父の郷士の出で、豊臣の残党だというから、幕府にとっては、いわば、まア、一つの危険人物だ。ぼうぼうの髪を肩までたらし、若布のような着ものをきて、鬚むくじゃらの顔、丈高く、肩幅広く、熊笹のような胸毛を風にそよがせている。
どこにでも現われ、なんの事件にでも首を突っこむのが、この蒲生泰軒だが、いったいどういうわけでこの先生が、このこけ猿の壺をめぐる渦巻に飛びこんできたのか、そのいきさつは、今のところまだ謎です。
とにかく。
この矢文には、どういう仔細で、そうみんなが顔いろかえて、このうすぎたない一個の壺を手に入れようとあせっているのか、その訳がすっかり書いてある。
で、ここに初めて左膳は、壺の秘密……柳生の埋蔵金のことを知ったのです。命にかけても、この壺をうばい返そうとするのも、無理ではない。