Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ようちゅう

妖虫

江戸川 乱歩

Lisez 妖虫 (ようちゅう) de 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 120 290 caractères · 239 écrans

Aozora Bunko

あいつ、今晩あたりきっとわしの様子を見に来ると思ったので、それを待ち構えて、さっきの大げさなお芝居を演じて見せたという訳なのじゃ」

「じゃ、何か毒のある品物を送って来たというのは本当なのですね」

「ウン、本当だ。わしはすんでのことに、やられる所じゃった」

「アア、それで思い出しましたが、僕も実は、新しく起った事件を御知らせに来たのですよ」

守は騒ぎにまぎれて、つい忘れていた桜井家の出来事を思い出した。

「第三の犠牲者のことかね」

探偵は、待構えてでもいた様に、図星を指すのだ。

「そうです、併し、あなたはどうしてそれを、……」

「桜井のお嬢さんじゃろうが」

余りのことに、守はこの名探偵の藍色の顔を見つめたまま、二の句がつげなかった。

「ハハハ……、それを知らん様では、探偵とは云われん。驚くことはないよ。四五日前から、わしは毎晩この病院を抜け出して、東京中をうろつき廻っていたんだからね。赤蠍の奴が次に何を企らむか位は、ちゃんと目星がついているのさ」

「今度は未然に防げましょうか」

「ハハ……、気掛りと見えるね。君はあのお嬢さんとは仲よしだったね。大丈夫、今度こそわしが引受けた。