Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しんしょたいこうき

新書太閤記

吉川 英治

Lisez 新書太閤記 (しんしょたいこうき) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 186 659 caractères · 372 écrans

Aozora Bunko

強引・強拒

多少、不健康な色が他に見えたとすれば、それは軍制一変の急改革のため、衆議の中で、ここ幾晩も、夜ふかしが続いていたせいであろう。

「いや、べつに」

家康は、信雄が、何しに伊勢から出て来たか、目的は何? ――と、もう信雄の顔に描いてあるものを、ジロと、細目に読みとって、

「この家康よりは、あなたの方が、ここ四、五十日、お目にかからぬまに、少しお痩せになったような気がするが……の」

と、いった。

「いや、自分は健康です。ちか頃は、戦の苦労もありませんし。……どうも自分は、父信長とちがい、戦はきらいです」

「たれも、好きではない」

家康は、いつになく、苦りきったので、信雄は、あわてて云い直した。

「――いや、この信雄のためから、小牧の合戦では、御当家にも莫大な費えをかけ、関白どのと和睦の後も、何かと、お心をわずらわせてばかりいて、申しわけもおざらぬ。それだけに、信雄は、責任を覚えております。御当家と関白どのの講和が、どうか、永遠の平和を約し、四民一般も、心から泰平を楽しめるように努めるのが、自分の義務とも、心得て」

「中将どの。それは、あなたお一人の望みではない」

「だのに、なぜ、こう世の中が、いつも火山の上に在るように。