Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
Lisez 新書太閤記 (しんしょたいこうき) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 186 659 caractères · 372 écrans
とのことに、老母と、未亡人は、まだ小牧のいくさもただならぬうちに――と、おどろき畏れて出むかえた。
浅野弥兵衛は、主人の秀吉に代って、このたびの池田家の愁みを、心からなぐさめて、
「あとあとのことは、かならず御心配ないように。また、御遺族がたには、ひたすらお体をお大事にされたいとの、おことばでした」
と、伝えた。
そして秀吉からの、心入れの品々を、三つの位牌に供えた。
弥兵衛と共に、副使として同行してきた於通は、そのあとで、女は女同士、こまやかな思いやりのうちに、
「秀吉様にも、明けてもくれても、惜しい父子を死なしたと、何につけても、勝入様のおうわさを持ち出され、お若いころの、むかし語りまで、私たちも、よくお伺いしておりまする」
と告げて、秀吉の直筆になる二通の手紙をふたりへ渡した。
――このたび、勝入父子の事、なかなか申すばかりもござなく候。おちから落し、御しうたんの程、すいりやう申候(後略)
と、秀吉の筆は、両女のむねを察して、こまごまと書きつらねている。
ただ三左衛門、長吉の両人は何事もなく、われらも嘆きの中のよろこびとは此事にござ候。せめて、両人を取りたてて、勝入の御法事をも送り申すべく(中略)おん女房衆も、それにて力づけ給はるべく候