Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

ja-reading.com

Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

かいていたいりく

海底大陸

海野 十三

Lisez 海底大陸 (かいていたいりく) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 89 400 caractères · 179 écrans

Aozora Bunko

「あっ、宙をとんでいる」

たしかに宙をふわふわと飛んでいるのだ。そして雲の中にいるようだ。

そのうちに、かれの呼吸が急にこんなんになった。どうしたのだろう。

「あっ、くる、苦しい。――」

ぴしんぴしんと妙な音が聞こえた。キキキキッとれいの怪物が鳴いた。呼吸はますます苦しくなる。

「ううう、死んでしまうのだ」

クーパーは両手で自分ののどをかきむしった。呼吸はますます苦しくなる。

「ああっ、――」

クーパーは苦しそうな一声をのこして、ついに気絶してしまった。

それからのち、どれほどの時間がすぎたか、クーパーにはぜんぜんおぼえがなかった。

かれがはっと気がついたときは、あたりはまるで白昼のように明かるくなっていた。さては、もとの世界へかえったかとよろこんだのは、ほんのつかのまだった。

「やっ、――」

クーパーはじぶんの前に展開されている異風景に気がついて、思わず悲鳴をあげた。

あッ怪物だ。その怪物が十ぴきや百ぴきや千びきではない。何万何億といいたいほどたくさんでクーパーをとりまいているのだった。まるでシーズンの野球場へ行って、グラウンドのまんなかへすわりこんだとでもいいたいような風景だった。