Classiques japonais avec furigana
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かいていたいりく
海底大陸
海野 十三
Lisez 海底大陸 (かいていたいりく) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 89 400 caractères · 179 écrans
海底超人の秘密
「博士、どうかおねがいします。ぜひお力を貸していただきたい」
博士はあたりを見まわした。
「ロロー殿下はどこにいられるかな」
博士は、たくさん集まっている海底超人の間をぬって、王子ロロー殿下の姿をさがしもとめた。
海底超人の秘密
王子ロロー殿下――
ロロー殿下とは、読者のまえにめずらしい名ではあったけれど、殿下の姿は、じつはこの物語の最初から、もうすでにおなじみであるのだ。
「鉄水母」という怪潜水艇が、大西洋上にしばしば姿を現わしたことがあったが、あの艇内には一人の怪人が艇をあやつっていて、ときに甲板から姿を現わしたこともあったが、あの怪人こそは、とりもなおさずこの海底大陸の王子ロロー殿下なのであった。
そう申せば、読者もきっと思いあたられることが、いろいろあるだろうと思う。
王子ロロー殿下が、なぜあんな潜水艇を手に入れたか、そしてなぜ大西洋の波間に出没したり、またルゾン号に通信したり、英国の捜査隊とたたかったか、それらのことについては、「ロロー殿下の日記」につまびらかであるが、それは今ここにことさら取りあげないことにする。しかし賢明なる読者は、もうすでに、ロロー殿下がなかなか勇敢であり、かつまた正義感に強いことを知ってられるはずだ。