Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ねこののみとりぶし

猫の蚤とり武士

国枝 史郎

Lisez 猫の蚤とり武士 (ねこののみとりぶし) de 国枝 史郎 (くにえだしろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 185 496 caractères · 368 écrans

Aozora Bunko

と、但馬ははじめて威嚇的に云った。

「実力でお受け取りいたさねばならぬが……」

「もちろん承知、そのつもりでござる。……実力で我らお渡しいたさぬ!」

「そうなるとご領主井上河内守様とも、張り合うことになりまするがな」

「…………」

「というのは我らのご主君には、天下をくつがえす謀叛人が、領地内にいるのは不都合千万、猟り取れとあってお城より、兵を出しましてござりますからじゃ」

「徳川幕府に対してさえ、いわば戦端をひらいた我ら、アッハッハッハッ、ご領主なんど……」

「ホ、ウ、恐れぬと仰せられるか!」

「こうなっては何者をも恐れぬ!」

「貴殿はまアまアそれでもよかろう。しかし青塚の郷民が……」

「一心同体二十軒の郷民、ことごとく拙者と同意でござる」

「ご領主を相手に張り合われて、勝ち目ありとでも覚しめしてか?」

「なんのなんの勝敗なんど、我ら眼中にはござらぬよ」

「みすみす負ける戦と知って……」

「こうなりましてはやむを得ませぬ」

「フーム」

と云うと志水但馬は、腕を組んで黙ってしまった。

加藤源兵衛はこの時まで、ジリジリしながら聞いていたが、憤然として立ち上がった。

「談判は破裂じゃ。