Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
さんまいつづき
三枚続
泉 鏡花
Lisez 三枚続 (さんまいつづき) de 泉 鏡花 (いずみきょうか) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 63 572 caractères · 124 écrans
あなたも何にも御存じなし、私もちっとも知らないでおります内に、あなたの御縁談が一ツ打破れたんでございまして。
これが並一通のことじゃアありませんや。対手がまたその辺に対手欲しやでうろついてる出来星の吝な野郎じゃアありません、汝が身体さえ打棄ってる私ですもの、大臣だって、大将だって、大金持だって何だって、糸瓜とも思わねえのに、こればかりは大の贔屓で、心底から惚れています山の井の若先生。」
「愛吉!」
「お待ちなさい、それだ、分ってます。京橋から築地、この日本橋、神田、下谷、一度見た親はこういう人をと思わねえものはありますまい。今度あなたの代りに極りました縁の先方の、山河内の奥方てえ、あの癬の大年増なんざ、断食をしないばかりに、女を押つけようといって騒いだと申すんで。
その若先生が、お嬢さん、あなたを望みで、影日向心を入れていたというのに、何と私が着絡ってるばかりに、控えたというじゃアありませんか。」
「愛吉!」
「済みません、分ってます、分ってます。しかもこういう事をはじめて聞きましたのが、先達てお嬢さんが口惜がっておいでなすった、根岸の鴨川一件だ。鼻元思案のお前ばしりに私が暴れ込んで、ひッくりかえって可い心持で飲みました晩ですぜ。