Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
たんげさぜん
丹下左膳
林 不忘
Lisez 丹下左膳 (たんげさぜん) de 林 不忘 (はやしふぼう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 241 861 caractères · 480 écrans
くるりくるりと走馬燈(発端篇)
イヤ、与吉の野郎、おどろきました。
くるりくるりと走馬燈(発端篇)
こうして偶然にも、この万人のつけねらうこけ猿の茶壺は、巷の放浪児チョビ安の手から、人もあろうに隻眼隻腕の剣怪、丹下左膳の手に納まることとはなった。まことに厄介な次第になったもので。
このチョビ安という小僧は。伊賀の国は柳生の郷の生れとだけで、両親の顔も名も知らない、まったくの親なし千鳥。
当時、浅草の竜泉寺のとんがり長屋、羅宇屋の作爺さんの隣家に住んでいるが、その作爺に、お美夜ちゃんという七つになる孫娘があって、これがチョビ安と筒井筒の幼同士、まア、子供の恋仲てえのも変だけれど、相手が化け物みたいにませたチョビ安だから、わけもわからずに、末は夫婦よ、てなことを言いあっているんです。とにかく、おっそろしく仲がいい遊び友達のチョビ安とお美夜ちゃん。
そのチョビ安が、ある日ふらっと、例によってところてん売りにでかけたきり、とんがり長屋へ帰ってまいりませんから、お美夜ちゃんはたいへんな悲観と心配。
これは安公、長屋へ帰らないわけで、
「向うの辻のお地蔵さん、涎くり進上、お饅頭進上、ちょいときくから教えておくれ、あたいの父はどこへ行た、あたいのお母どこにいる、ええじれったいお地蔵さん、石では口がきけないね――」