Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

たんげさぜん

丹下左膳

林 不忘

Lisez 丹下左膳 (たんげさぜん) de 林 不忘 (はやしふぼう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 340 187 caractères · 666 écrans

Aozora Bunko

そのかげから、突如、躍り出た二、三人の人! はッとして見ると鎖入りの鉢巻に白木綿の手襷、足ごしらえも厳重な捕物の役人ではないか。

それがばらばらッととりまいて中のひとり、

「お前たちは今そこの鈴川の屋敷から出て参ったな?」

と詰めよられて、おどろきあわてつつも、口きき大家と言われるだけあって、喜左衛門はすぐに平静に返ってはっきりと応対する。

「はい、わたくしは浅草田原町三丁目の家主喜左衛門と申す者、またこれなるは三間町の鍛冶屋富五郎といいまして、この鈴川様のお屋敷へ下女をお世話申しあげましたについて――」

「どうもあんまりお屋敷の評判がよくねえから」と鍛冶富も口を添え、「きょう貰いさげにでましたところが、その婆あさんがこう高え所にかまえて、おお両人とも壮健にて重畳重畳……」

「これ、何を申す!」

叱りつけておいて、役人達は二こと三こと相談したのち、

「いや、ほかでもないが、ただいま、浅草橋の番所へ女手の書状を投げこんだ者があって、その文面によると、ひさしくお上において御探索中であったかの逆袈裟がけ辻斬りの下手人が当屋敷に潜伏いたしおるとのことであるが、お前ら屋敷内にさよう胡乱な者をみとめはしなかったか」