Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しんしょたいこうき

新書太閤記

吉川 英治

Lisez 新書太閤記 (しんしょたいこうき) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 186 659 caractères · 372 écrans

Aozora Bunko

を知らざる者というしかない。

けれど、こういう目無し鳥は、案外、世上の森のあちこちに、沢山、巣をつくって、時々曠野や大空へ飛び出して来ては、世のひろさにまごついて、もとの暗い森へ舞い戻ったりしているものだ。

佐々成政が、浜松を去り、やがて清洲でも、得るところなく、むなしく北陸へ帰ったと聞いて、家康が、

「やれやれ」

と、思っていると、またぞろその直後、紀州の畠山貞政が、

(腹心の者二名、そっとさし遣わしたれば、御引見のうえ、何ら、御腹蔵なく、篤と、御内議を給わりたい)

とある書簡をもたせて、自身の家臣、江島太郎左衛門と渡辺和泉の両人をさし向けて来た。

会ってみると、この使者たちのことばも、さきの佐々成政と同じような考え方で、

「いったい。どういう御和睦ですか?」

と、和睦にも、幾種もあるようなことを云い、

「主人、貞政の申すには、おそらく、これは徳川どのの、深いお肚にあることであろう。必定、来春早々には、再挙の御遠謀と察せられる。さる場合には、われらは、雑賀、根来の僧徒をかたらい、四国の長曾我部元親どのは、瀬戸内の海賊衆をも引き具して、時を一つに、大坂表へ攻めのぼらんと存ずるのでござる」