Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しんしょたいこうき

新書太閤記

吉川 英治

Lisez 新書太閤記 (しんしょたいこうき) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 192 758 caractères · 383 écrans

Aozora Bunko

虎口

坂本は京都の関鍵だ。

(自分には、天下をうかがう意などはない)

それを秀吉は敢えて衆に示すべく、わざと取らなかったものか。或いは、

(いずれ帰すところに帰すしかないもの)

と、眼前の小事として、群議にまかせておく気であったものか、なお未だ、彼の大腹中を真に知る者はなかった。

虎口

一時は決裂のほかあるまいかのような危局を孕んだ清洲会議も、二つの重大懸案が、ともかく議決されたので、あとの小問題は、一瀉千里に片づいた。

信長の跡目を承けた新君三法師の食邑として、近江の内三十万石をあて行う事――も異論なく決定した。

傅役には、従来どおり長谷川丹波守と前田玄以の二人のほかに、なお秀吉が輔佐すること。

また、安土は焼失したので、安土に仮館ができるまで、三法師の座所は、この岐阜としておく事。

信雄、信孝の二叔は、幼主三法師後見人たるべき事。

等々の事項のほかなお、施政体制の面としては。

京都に織田代表の四将を置く。柴田、羽柴、丹羽、池田の四家がその任にあたり、各自、家中から役人を派して、洛中の庶政を合議裁決せしめる。

という案も即決された。ここにすべての解決は終った。