Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

にっき

日記

宮本 百合子

Lisez 日記 (にっき) de 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 79 482 caractères · 160 écrans

Aozora Bunko

愛情の表現ではない。宇野は腹がすいたのだ。が、やっぱり彼は美しいと感じたものをかじり出した。

自分宇野のもみ上げ、永い顔と、あの獺のカラーとを知って居る。そこでこの宇野が黄色い気違いの顔で美しいバラ(何か赤いバラとしか思えず)をたべたところ、白い美しい女の手をかじったところ、非常にタッチングではないか。何か彼の芸術魂とでも云うものを示して居て、自分額がかたくなった。永瀬それを笑って喋って居る。自分次第にこの男の友情がいやになった。何度宇野のこの美しくあわれなバラをくった話をして、バカな笑いを笑わせて居ることか。

この男から眼をはなせぬ憤りを感じた。

こんな奴を、しんのわからぬところのある奴を、友としてはやり切れぬ。あの時、誰が自分と同じように感じたであろうか。

憤りを感じ自分、「あなた宇野さんと大変親しいお友達なの」ときいた。

――○――

久しぶりで芸術の話をして自分活々した。やっぱり自分芸術の話をせずにはやり切れぬ。

片山さん心持のよい人だ。湯浅さんの持って居るような一種のプレゼンス of mind があってよい心持だ。片山さんはよい友だ。