Classiques japonais avec furigana
ja-reading.com
Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
にっき
日記
宮本 百合子
Lisez 日記 (にっき) de 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 79 482 caractères · 160 écrans
三月十三日
三月十四日
三月二十二日
1000 人
○病院の若い助手は医者でないのは、ビールジャ・トルダー〔職業紹介所〕でする、ベズラボートヌイ〔失業者〕と同じ。
三月十三日
今日、山下さん立つ。Y、二四分居たきりでかえった。自分何だか不機嫌になった。
三月十四日(木)
きのう、雪が降った。がぽったりした大きな柔かい雪であった。
雪はまだ屋根の上にも樹の上にもあるが、風が出ると白雲が盛にながれた。水色の柔かい、軽い空が現れ、日の光がさし出した。窓に立って外を眺める。雨だれが落ちて居る。外科の屋根に二人雪かきの男が働いて居る。石炭をつんだ馬橇がつづいて三台来た。馬の鼻息はまだ白い。一匹の馬が前の石炭の上につもった雪をたべつつ歩いた。薪をつんだ馬橇の馬は前髪に一片赤い飾をつけて居る。一つも赤いものない自然の中でこの馬の飾りは美しかった。
雪がとけ柔かになって、樹木のしなやかさが感じられた。雀が樹から樹へ低くとんだ。
三月二十二日
一昨日初めて廊下を散歩した。十間ばかりのところを、左側に窓、そとは日かげで雪が深く積って居る。右に四つの病室と開いた扉から見える壁間の額を眺めつつ二三度歩いた。長椅子にかけて居る患者たちが興味をもって日本のキモノを見る。