Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
にっき
日記
宮本 百合子
Lisez 日記 (にっき) de 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 79 482 caractères · 160 écrans
この位丁度よろしい。身丈につり合って居る。十六貫どまりに願いたいものです。
○朝目がさめた。いつもと何か違って室内があかるい。窓を見ると真白だ。雪。雪! 日本の大雪を思い出すような雪のふり工合であった。うれしい亢奮した心持で顔を洗った。そして、日本の自然のこまやかな移り変りを遠くから風景画絵巻を眺めるような心持で思い起した。
○芥川龍之介に「庭」あり。これはこの頃屡※(二の字点、1-2-22)自分の心に浮んで来る。安積の庭の牡丹、林町の家の次第に弱り情趣を失って行く庭樹を思い出すと、この「庭」の主人公が放浪の旅から病を得てかえり、生家の廃園を見るに忍びず、又ほり返して昔の庭にしようとした心持、切々として迫って来る。(芥川さんの小説の中で、根底の心持がこしらえものでない小説の一つだ。)自分は、前途に生活の延長があって、すたれ行く庭に執着し、それを元にかえす仕事はして居られないという違いがあるだけだ。然し、父母、国男、スエ子の中でこの感じをこのようにきつく胸にもって居るものは自分一人なことを知って居る。常に家をはなれて暮して居る自分一人が、その家がいかに変りつつ行くか、その変りを変りとも気づかず、住みてがいかに住み古しつつあるかということを明かに見て居るのだ。