Classiques japonais avec furigana
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しょくぶつき
植物記
牧野 富太郎
Lisez 植物記 (しょくぶつき) de 牧野 富太郎 (まきのとみたろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 165 848 caractères · 327 écrans
勿論学術の進歩するに従い自然と科の分合が行われ、また新科の創設などもあって今日では大分改正修補せられてはいれど、元来は右の分科表がその根柢を成しているのである。
この分科表の科を代表する植物名には皆漢名(支那名)が充てられていて毛※(「くさかんむり/艮」、第4水準2-86-12)科、木天蓼科、木蘭科、蕃茘枝科、防已科などと成っているがその間漢名の見付らぬものは水松葉科、松木膚科、瓜樹科、蟻塔科、蔓菜科、岩菜科、花葱科などの様に和名を漢字で書きまた洋名を用うる場合には列設多科、加々阿科と書いてその体制を一様にしてある。当時はなお植物に対して漢名の尚ばれし時代であったので、旧来の慣例によりかく漢名を用いたものである。これは当時に在っては、時宜に適した処置であったのであろう。そして世間には誰れもその不都合を鳴す者は一人も無く、学者は皆翕然としてこれに従うたのである。
明治二十年頃に至て「我が日本の植物は宜しく日本名すなわち和名を以て呼ぶべきもので何ぞ他国の名を仮るを要せん哉。故に宜しく漢名使用の従来からの因襲を打破して日本名を以て日本植物を呼んで可なり。