Classiques japonais avec furigana
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しょくぶつき
植物記
牧野 富太郎
Lisez 植物記 (しょくぶつき) de 牧野 富太郎 (まきのとみたろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 165 848 caractères · 327 écrans
の書中に動植※(礦の古文)の三有が概説してあった事を思い出した。ツイするとそこにあるいは化石の字があるかも知れないとすなわち久しぶりで書架よりその書を抽出し来ってこれを繙閲して見た所、その巻の三に載っている三有中、※類すなわち山物の条下に果して化石の語があって疑もなく Fossil を指しているのでハッ占めたと思った。そしてそこに「動植ノ化石アルヲ見ザレバナリ」、「有機体ノ化石ヲ含ム。貝。蠣殻等ノ化石モ亦コレアリ」、「石炭亦コレニ属ス。蓋シ木ノ化石ナリ」の句が看られた。これによってこれを観る時はこの化石の語は早くも今を距る八十六年前の嘉永四年(1851)に出来たものである事が知られる。何んとならばこの嘉永四年は『気海観瀾広義』全十五巻(後刷りの本は五篇を五冊に合巻)の中、初めの第一、二、三巻が剏めて新たに開版せられた年であるからである。すなわちこの化石の訳語は Fossiel(Fossil の和蘭語)に対して右書(原本は和蘭書)の訳者川本幸民氏が創めて案出した字面であろうと思う。
英国の学者慕維簾氏の原著に基きこれを支那で漢訳した書に『地理全志』