Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ダンスマカブル

死の舞踏

野村 胡堂

Lisez 死の舞踏 (ダンスマカブル) de 野村 胡堂 (のむらこどう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 10 576 caractères · 21 écrans

Aozora Bunko

夫は、私を殺す

という恐ろしい言葉になるのでした。

「お、怖い、私。何うしましょう」

愛子は真蒼になって、犇と私の手にすがり付きます。

「矢張りそうだ、私達が心の底で疑って居た通りだ。――幽香子は、あの悪党の夫に殺されたのだ、幽香子名儀の富、数百万円あるだろうと言われて居た財産を自由にするために、佐良井は鬼のような事をしてしまったのだよ」

「どうしましょう、私は怖い」

「先に淡路へ演譜を送った時は、幽香子の生命はもう危険にさらされて居たんだ。自分で手紙を出す事も出来なかったので、何んなにか切ない思いをして、あの悪党の読めない楽譜の暗号を作って、私のところへ送ったのだ」

「どうしましょう」

「どうも彼うも無い、この楽譜を持って、警察へ訴えるばかりだ」

私は楽譜を持って立ち上りました。隣室からは、四壁を驚ろかす上ずった笑い声、それに続いて、佐良井と女共の、酒精臭い淫靡な声が筒抜けに聴えます。

「だけど、そんな楽譜なんかを持って行って、警察では信用して下さるでしょうか。幽香子姉様は、夫に見張られて居て、手紙も何んにも書くことは出来なかったのですから、楽譜の暗号を作るのは、私共から見れば極く自然な成行ですが、警察の人達は、本当にそんな事を考えて、楽譜の暗号を信用して下さるでしょうか」