Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
えどさんごくし
江戸三国志
吉川 英治
Lisez 江戸三国志 (えどさんごくし) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 577 271 caractères · 1141 écrans
あの「おやじ」と呼んでいた秋元家の家老や用人の河豚内などが、万太郎の記憶の前に道化た顔を描いて見せる。
「羨ましい御身分じゃ」
と、吉宗は笑ったあとでこう追け加えました。そして、また義通の方へも等分に向って、
「しかし尾州の七男殿も、いつまでそうしてはいられまい。水戸殿を介して越前家から養子に欲しいという話があるが、どうでござるな」
「養子ですか。ハハハハ」と二の句も聞かずに笑い流して、
「養子の口などはどうか御用捨に願いたい。不肖ですが万太郎は、ほかに些か志もございます故、その辺は紀伊殿にも、いや、将軍家にもどうか御放念願いたいものです」
そばではらはらしていた義通は、いくら元の友人的な気持が失せない弟と吉宗の仲にしても、余りな放言に、座に耐えないで、体よく楓の間へ引退がりました。
若い二人は、話に熱して、そこには一介の放浪児と将軍家の隔てもない様子に話し込む。
「養子はいやか。成程、其許の気性としてはそうであろう。しかしいつまでも、部屋住みでいるわけにも行くまいが」
「いや、部屋住みの境遇で結構です。そのうちに折を見て、また遠方へ出かけてみたいと思っておりますから」