Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

りょうきのはて

猟奇の果

江戸川 乱歩

Lisez 猟奇の果 (りょうきのはて) de 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 134 971 caractères · 270 écrans

Aozora Bunko

「それがいけないんです。愚かな犯罪者は、夜暗い町を選んで、さもさも泥棒みたいにコソコソ歩くものだから、すぐ様やられてしまうんです。真昼間大手を振って歩いてごらんなさい。人相書を知っている者でも、まさかあいつがと見逃してしまいます。これが骨ですよ。ですから、僕なんか、奇蹟の場所へ人を案内するのにも、出来る丈け真昼間を選んでいるのです。サア行きましょう。ちゃんと車が待っているのですから」

とせき立てるので、愛之助もついその気になったのだ。

宿を出て、まぶしい四月の太陽の下を、二三丁も歩くと、そこの大通りに、一台の立派な自動車が待っていた。その運転手も怪青年の一味のものらしく、彼等は目を見交わして、合図をして、肯き合った。

やがて、車は愛之助と怪青年を乗せて走り出した。

「少しうっとうしいですが、目かくしをして頂かなければなりません。非常に秘密な場所だものですから、仮令御得意様にでも、その所在を知られたくないのです。これは私共の規則ですから、是非承知して頂き度いのです」

少し走ると青年が妙なことを云い出したが、どうでもなれと捨鉢の愛之助は無論この申出を承諾した。