Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
りょうきのはて
猟奇の果
江戸川 乱歩
Lisez 猟奇の果 (りょうきのはて) de 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 134 971 caractères · 270 écrans
現場不在証明
「明智君は、どうして私に話してくれなかったのでしょう」
波越氏はやや憤怒の色を現わして、独語のように囁いた。
「それは君、怒っちゃいけない。君まで明智式の論理に染んで、油断をしてしまっては、却って危険だからだ。あの男はその気遣いの為に、態と君を除外して、僕に丈け報告してくれた訳なんだよ。つまり、表裏両道から敵を攻めるという戦法なんだよ。ところが、昨夜の事件で、愈々この二つの論理の正否を確める時が来た。あの事件は今朝の新聞に小さくしか出ていないから、明智君は知らずにいるかも知れない。で、君自身品川の所へ出かけて、一つ様子を見て貰い度いと思うのだよ」
つまり、総監が波越氏を呼びつけた用件というのは、この事であったのだ。
現場不在証明
午後一時、波越警部は、神田区東亜ビル三階の科学雑誌編輯部のドアをノックした。
給仕の案内で、応接間に通る、次に一社員が現われて御用件を承る長髪を綺麗になでつけ、眼鏡をかけた壮年社員だ。
彼は用件を聞いて引きさがると、自身お茶を運んで来て、うやうやしく警部の前に置いた。そして、室を去る時、何故か鼻下のチョビ髭に手を当てて、オホンと奇妙な咳をした。