Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

りょうきのはて

猟奇の果

江戸川 乱歩

Lisez 猟奇の果 (りょうきのはて) de 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 134 971 caractères · 270 écrans

Aozora Bunko

大団円

くだいて云えば、大体右の如き事柄を、大川博士は一種異様の、奇怪な、気違いめいた表現で物語った。人々がそれを聞いて、何とも云えぬ、悪夢にうなされている様な、変てこな気持ちになったことは云うまでもない。

大団円

「ではここにいる三人も、先生の手術を施された訳ですね」

明智が尋ねた。

三人というのは、本物の赤松総監と、宮崎常右衛門氏と、野村秘書官だ。贋物をこの世に送り出した上は、本物の方は、全く違った人間に改造してしまわねば危険だ。賊がそこへ気づかぬ筈はない。

「ウン、まだ着手したばかりだ。皮膚の色艶を変える為に、薬を塗った所が、あばれて仕方がないので、睡眠剤を注射した所だ」博士が答える。

「顔の繃帯を取って見てもよろしいでしょうか」

「イヤ、そいつはいけない。今繃帯をとっては、元の木阿弥だ。薬剤の効力がなくなってしまう。とってはいけない」

薬剤の効力が失せるのは、こっちの望むところだ。博士が何と云おうとも、繃帯をとらなければならぬ。

明智は刑事達に目くばせして、博士が邪魔をせぬ様、つかまえさせて置いて、構わず繃帯をめくり始めた。

「コラッ、いかんと云うのに、コラッ、やめぬか」