Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ぜにがたへいじとりものひかえ
銭形平次捕物控(七)平次女難
野村 胡堂
Lisez 銭形平次捕物控(七)平次女難 (ぜにがたへいじとりものひかえ) de 野村 胡堂 (のむらこどう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 152 696 caractères · 310 écrans
万七はニヤリとします。
「三輪の親分、お静さんは昼からズーッとここへ来るまであっしと話していたんですぜ」
八五郎は少しムッとした様子です。
「一つ穴だ、当てになるものか」
「三輪の、あっしが嘘をついたって言うのかえ」
「誰もそんな事は言わねえよ」
「お町はこの間からお楽の阿魔を殺すんだって威張っていたが、もう少し訊いてみちゃどうです、え、親分」
「こんな酔っ払いに人間一人殺せるわけはねえ。無駄だよ、八兄哥――」
「じゃどうあっても」
「縄張外で気の毒だが、平次兄哥ではこの調べがむつかしかろう。俺が代ってお静さんの口を割ってやらなきゃアなるまい、どっこい」
三輪の万七はそう言って、お神楽の清吉を振向きました。何やら目くばせすると、苦い笑いが二人の頬をニヤリと走ります。
「畜生ッ、そんな事をされちゃ銭形の親分の名折れだ、お静さんを調べるなんて、俺が不承知だ」
八五郎は大手を拡げて立塞がりました。
「馬鹿野郎、奉っておきゃアいい気になって、手前たち三下の知ったこっちゃねえ、黙って引っ込んでいやがれ」
「何を言やがる、手前は仲間の誼てえ事を知らねえのか、義理も人情もねえ野郎だ。