Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ぜにがたへいじとりものひかえ
鬼の面 ――銭形平次傑作選3
野村 胡堂
Lisez 鬼の面 ――銭形平次傑作選3 (ぜにがたへいじとりものひかえ) de 野村 胡堂 (のむらこどう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 28 312 caractères · 57 écrans
「大変なことになりました。旦那様の御舎弟の伯次さんが、寮の近所の流れの岸で死んでおりました」
それは寺島の百姓で、佐渡屋の寮に出入りする男です。
「どうしたというのだ。詳しく話してくれ」
平次もさすがに胆をつぶしました。
「近所の子供が見付けて大騒ぎになったんです。綾瀬川寄りの三尺ほどの流れの岸で、釣竿を抱いたまま死んでいるのです」
「ともかくも行って見よう。こいつは思いも寄らぬことばかりだ。八はここに残って、調べ残したことを、ザッと調べて置いてくれ」
「どんなことをやらかしゃ宜いでしょう」
此期に臨んでも、たよりない八五郎です。
「二、三人下っ引を出して、妾のお房と手代の駒三郎を捜すんだ。二人は出合茶屋か何んかに潜って、いっしょに居るに違いないが、ちょうど真昼の時分、二人とも何処に居たか、よく訊くんだ」
「それから蘭方の医者が来たら、傷の中にもぐっている弾丸を取出して貰って、撃ち込まれた弾丸の方角を調べてくれ、右から撃ったか、左から撃ったから、真っすぐか」
「へエ」
「それから、此家に細工事のうまい人間はいないか。花火細工の好きな人間はいないか、煙草を好きなのは誰か、主人のほかに信心に凝っているのは誰か」