Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ぜにがたへいじとりものひかえ
鬼の面 ――銭形平次傑作選3
野村 胡堂
Lisez 鬼の面 ――銭形平次傑作選3 (ぜにがたへいじとりものひかえ) de 野村 胡堂 (のむらこどう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 28 312 caractères · 57 écrans
「――――」
「女房の初七日も済まないが――とさいしょは気の乗らない様子でしたが、根がお好きなので、いつの間にやら夢中になってしまい、戌刻(八時)過ぎには、お酒を出させて、お二人で碁を打ちながら、チビチビと呑んでお出でになりました」
「――――」
「まもなく伊賀屋さんは気分が悪いと仰しゃって、亥刻(十時)ごろお帰りになり、旦那はそれからまたお酒を続けていらっしゃいましたが、半刻も経つとひどく苦しみ出して、町内の本道(内科医)をお迎えした時は、もう間に合いません、子刻(十二時)過ぎには息を引取ってしまいました。御様子は間違いもなく砒石の中毒だということで、いろいろ調べましたが、やはりお酒の中に毒が入って居たようで、現にいっしょに呑んだ伊賀屋さんも同じ容体でひどく苦しんだそうですが、お酒の召し上がりようが少なかったので、すっかり吐いてしまって、暁方までには元気になられたそうでございます」
番頭の友三郎の話はなかなかに行き届きます。
「酒はどこから取ったのだ」
「ザラに使って居るのは、隣町の酒屋から取りますが、旦那は上方育ちで、酒にはやかましい方で、新川の問屋から、別に一と樽取って置き、旦那用として、外の者には手をつけさせません」