Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
たんげさぜん
丹下左膳
林 不忘
Lisez 丹下左膳 (たんげさぜん) de 林 不忘 (はやしふぼう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 241 861 caractères · 480 écrans
その彫刻師という正体を、なぜかあくまで人に隠しておきたい作爺さんは、言い訳がましい眼とともに、そこらの木屑を片づけ、やっとチョビ安のために坐る場所を作ってやりながら、
「いったいきょうまでどこにどうしていたのだ、チョビ安。オ! 見りゃあ侍の雛形のような服装をしているが――その大きな箱包みは、なんだい」
重要らしい顔で、静かにあがりこんだチョビ安は、
「わかる時が来れゃあ、何もかもわかる。それまで何も言わず、きかずに、この箱を預かってもらいてえんだ」
「それゃあ、ほかならねえお前の頼みだから、預からねえものでもねえが――」
と、ふしぎそうな作爺さんの顔を、チョビ安はにやりと見上げて、
「おいらの身は決して心配することはねえ。それから、この箱がここにある間、入れかわりいろんな侍達が、なんのかんのと顔を出すかも知れねえが、そんな物は預かっていねえと、どこまでも白をきってもらいてえんだ。おいらはこれで、また当分来られねえかも知れねえから――」
「あら、来たと思ったら、もう帰るの。つまんないったらないわ」
鼻声のお美夜ちゃんは、また涙顔です。
矢文
一
「起きろっ……」