Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
たんげさぜん
丹下左膳
林 不忘
Lisez 丹下左膳 (たんげさぜん) de 林 不忘 (はやしふぼう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 241 861 caractères · 480 écrans
「キ、気の毒だが――」
弁解のようにうめいた伊賀のあばれン坊、不破の関守の構えから、いきなり、身を躍らせると見せておいて……とりまく剣陣のさわぐすきに、近くの一人へ、横薙ぎの一刀をくれた。
遠くを攻めると見せて、近くを払ったのだ。
肉を斬り、骨を裂くものすごい音とともに、そいつは、持っていた刀を手放し、空気をつかんで、ッ! と畳を打つ。
とたんに。
誰かの裾が燭台をあおって、フッと灯が消えた。
闇黒――のどこかに、戸外の夜光がウッスラ流れこんで、白いものが白く見えるだけのうすあかり。
一同は、言いあわしたように、さっと壁ぎわに身を沈めた。手に手に、白い棒とも見える抜刀を低めて。
同時に、また一人の叫声が走ったのは、源三郎の剣、ふたたび血を味わったらしい。
すると、この瞬間です! 源三郎の横手に立っていた峰丹波の手から、何やら、長めの手拭いとも見える白い布ぎれが飛んで、ちょうど振りかぶっていた源三郎の刀へ、キュッと、ふしぎな音して捲きついたのです。
六
しゅウッ! と異様な音を発して、空をさいて峰丹波の手から、生あるごとく流れ出て源三郎の長剣に、捲きついたもの。