Classiques japonais avec furigana
ja-reading.com
Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
よしだしょういん
吉田松陰
徳富 蘇峰
Lisez 吉田松陰 (よしだしょういん) de 徳富 蘇峰 (とくとみそほう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 135 622 caractères · 269 écrans
松下村塾の名は、その内叔玉木、外叔久保らが相接して用いたる村学にして、松陰これを襲用したりといえども、吾人がいわゆる松下村塾に到りては、松陰を推して、その開山とせざるべからざるものあり。蓋し松陰が、自ら松下村塾に直接の関係を有したるは、僅かに安政三年の七月より、安政五年の十二月までにして、即ちその歳月は、二年半に過ぎず。而してこの二年半の歳月が、未来における日本の歴史に、千波万濤の起激点となりたるは、何ぞや。彼れ何を以てかくの如き大感化を及ぼしたるか。曰く、その人に在り。曰く、その時勢に在り。曰く、その教育の目的に在り。曰く、その教育の方法に在り。
彼は、精を窮め、微に入り、面に※(「目+卒」、第3水準1-88-86)れ、背に※(「央/皿」、第3水準1-88-73)き白鹿洞の先生に非ず。彼は、宇宙を呑み、幽明を窮むる橄欖林の夫子に非ず。彼は学未だ深からず、歳末だ高からず、齢未だ熟せず、経験未だ多からず、要するにこれ白面の中書生(老書生といわず)のみ。而して彼が力よりも多くの感化を及ぼし、彼が人物と匹敵する、ある点においては、むしろ彼より優れる弟子を出したるは何ぞ。