Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

かいていごじょうほう

改訂御定法

山本 周五郎

Lisez 改訂御定法 (かいていごじょうほう) de 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 29 422 caractères · 58 écrans

Aozora Bunko

いくらきょうだいの仲でも、婚約者と同席ではぐあいが悪いのだろう、やがて佳奈は用ありげに立って座を外した。

「そうだ、頼もうと思ったまま忘れていたが」と直衛が云った、「河本家に玄斎日録というのを書いた人がいるか」

「曽祖父だろう」と宗兵衛が答えた。

「その人の書いたものがほかにまだある筈なんだ、たしか閑窓夜話とかいうんだがね」

「私は知らないが、あるかもしれない」

「あったら貸してもらいたい、峻学院(伊予守教清)さまの御事蹟について、閑窓夜話になにか記事があるらしい、玄斎日録にそう書いてあるのをみつけたんだ」

「捜してみよう、いそぐのか」

直衛はちょっと眼を細めた。宗兵衛の顔になにかおちつかない色があるのを、初めて認めたのである。

「どうしたんだ」と直衛がきいた、「なにか心配ごとでもあるのか」

宗兵衛はけげんそうな眼をし、「どうして」と反問した。

「こっちが知るものか」と直衛は云った、「いつもの河本とは人が違っている、なにか困っていることでもあるんじゃないのか」

「矢堂玄蕃は知っているな」

「その話はよそう、玄蕃のことなら聞くまでもない」直衛は茶碗を取ったが、それにはもう茶はなくなっていたので、そのまま元へ戻した、「どこかへ飲みにいくか」