Classiques japonais avec furigana
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しょくぶつき
植物記
牧野 富太郎
Lisez 植物記 (しょくぶつき) de 牧野 富太郎 (まきのとみたろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 165 848 caractères · 327 écrans
その「イ」はこれを花穎と称して外部に在り。その「ロ」はこれを※穎と称して内部に在り。今各別に分離してその状を示せば、すなわち第四図中の「イ」ならびに「ロ」の如し。「イ」は花穎にして「ロ」は※穎なり。しかしてその内方より見たる状を示す。「ハ」はこれを横截して以てその畳める状を明にす。
花穎は孰れの種類のものに在ても縦脈ありてその数は竹の種類の異なるに従い一定ならず。またその形状ならびに厚薄等も相同じからずと雖も大抵洋紙質あるいは膜質をなししかして上端は尖るを常とす。また毛あるあり、毛なきあり、メダケに在てはすなわちその毛ほとんどこれなし。
※穎は大抵膜質を成しその両縁、内に包み背部に二条の縦脊あるを常とす。この脊上にメダケに在りては図上に見るが如く著しく毛を生ずれども、また他の種類に在ては毛に多少ならびに長短あり、あるいは全く毛なきものあり。
この花穎と※穎とは果実すなわち穀粒の成熟するまでこれを保護し、遂に穀粒と共に落つ。米の※はすなわちこの花穎と※穎となり。
花中の底には上の花穎と※穎とに次で小鱗片あり。すなわち第四図中の「ホ」「ホ」「ホ」これなり。