Classiques japonais avec furigana
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しょくぶつき
植物記
牧野 富太郎
Lisez 植物記 (しょくぶつき) de 牧野 富太郎 (まきのとみたろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 165 848 caractères · 327 écrans
アカネは茜という字を書きますが、この字の音は茜ではなくて茜でなければならぬ。
それから先程拝見した原料の中に刈安というのがありましたが、カリヤスというのはどれも禾本科植物です。日本でカリヤスというのは種類が三つある。まずコブナグサで染めるものをカリヤスという。なんでも八丈島の方ではコブナグサがカリヤスになって居る。それから信州辺に行くと百姓などが家でカリヤスを染料に用いる。それはススキみたような大きな草です。山に行くと在る所には沢山生えて居る。それから西の方に行き、土佐方でカリヤスというのは違う。これは植物学上ではウンヌケモドキという。ウンヌケというのは三河にある。それはウシノケが誤ってウンヌケとなった。毛が沢山あってそれに似て居るからウンヌケモドキという。ちょっと生長すると三尺ぐらいあります。やはりススキのような形で、上の穂が三つか四つ位に分れて居る。それがやはり染料になる。こういうように三つある中でどれが一番よい染料が採れるかということを研究するのも必要だ。なおカリヤスという染料は唯三つしかないかというと決してそうではなかろうと思う。一体禾本科はどんなものでも黄に染めることが出来る。