Classiques japonais avec furigana
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しょくぶつき
植物記
牧野 富太郎
Lisez 植物記 (しょくぶつき) de 牧野 富太郎 (まきのとみたろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 165 848 caractères · 327 écrans
小野蘭山の『本草綱目啓蒙』を始めとして皆そう書いているが、これはトンデモナイ間違いで、斉※(「土へん+敦」、第3水準1-15-63)果は決してエゴノキではない。しからばそれは何んの樹であるかというと、これはかのオリーブ(Olive 即ち Olea europaea L.)の事である。
この斉※(「土へん+敦」、第3水準1-15-63)果はすなわち斉※(「土へん+敦」、第3水準1-15-63)樹の事で、それが始めて唐の段成式の『酉陽雑俎』という書物に出て居り、その書には
斉※(「土へん+敦」、第3水準1-15-63)樹ハ波斯及ビ払林国〔牧野いう、小亜細亜のシリア〕ニ生ズ、高サ二三丈、皮ハ青白、花ハ柚ニ似テ極メテ芳香、子ハ楊桃ニ似テ五六月ニ熟シ、西域ノ人圧シテ油ト為シ以テ餅果ヲ煎ズルコト中国ノ巨勝〔牧野いう、胡麻の事〕ヲ用ウルガ如キナリ〔漢文〕
と記してある。しかしこの書の記事は遠い他国の樹を伝聞して書いたものであるから、文中にはマズイ点がないでもない。
日本の学者がまずこれを取り上げてその斉※(「土へん+敦」、第3水準1-15-63)樹を濫りに我がエゴノキだと考定したのはかの小野蘭山で、すなわち彼れの著『本草綱目啓蒙』