Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

じろうものがたり

次郎物語

下村 湖人

Lisez 次郎物語 (じろうものがたり) de 下村 湖人 (しもむらこじん) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 159 223 caractères · 320 écrans

Aozora Bunko

それが、ややもすると、子供たちの騒ぎにまぎれそうであったが、次郎の耳の神経は、そうなると、かえって鋭く仂いた。話は彼自身に関することであった。

お民――「一人だけ、わけへだてをされたように思って、ひがんでも困りますので、やはり一緒につれて行く方が、いいのではないかと思いますの。」

正木の祖父――「ふむ……」

正木の祖母――「それは、何といってもね。……でも、本人さえこちらにいる気になれば、その心配もなかりそうに思うのだがね。」

正木の祖父――「本人は大丈夫じゃ。元来あれは、ここが好きなのじゃからな。」

本田の祖母――「まあ、さようでございましょうか。それにしましても、今度の場合は、本人にとくときいてみませんと、……」

本田のお祖母さんの声だけが、わざとのように高い。

正木の祖父――「それは、わしの方で、もうきいておきました。」

本田の祖母――「やはり、こちら様にご厄介になりたいと、そうはっきり申すのでございましょうか。」

正木の祖父――「左様。はっきり、そう言って居ります。」

本田の祖母――「まあ、まあ、厚かましい。……そして、何でございましょうか、本人に何か考えでも……」