Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
みずのしたのいし
水の下の石
山本 周五郎
Lisez 水の下の石 (みずのしたのいし) de 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 13 791 caractères · 28 écrans
二
二
小弥太は二人の去る足音を聞きすましてから、しずかにふり返った、諜者だという人物はひき据えられたかたちのまま、膝をつき頭を垂れて、わなわなと震えていた、「……立て」そう云ったが動かなかった、小弥太は肩を掴んでひき立てた、ふんわりと柔らかい肉付で、濡れた肌から、熟れた果実のようなあまい躰臭が匂ってきた、「おまえ女か」「お助け下さい」女は再びそこへ膝をついてしまい、縋りつくような、けんめいな口ぶりで云った、「わたくしはこの向うの平沼村の者でございます、源助という百姓のむすめで初と申します、決して怪しい者ではございません、どうかおたすけ下さいまし」「こんな時刻にどうしてこんな場所をうろうろしていたのだ」「母の持病が起ったものですから、原までお医者を迎えにまいるところでございます」「……こんなに更けているのに若いむすめ一人でか」「はい、もう去年からのことで馴れていますし、ほかに頼む人もいませんので……」むすめたちは或るとし頃になるとその言葉つきや声に、隠れている性質をそのままあらわすことがあるものだ、初というむす