Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
えどさんごくし
江戸三国志
吉川 英治
Lisez 江戸三国志 (えどさんごくし) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 577 271 caractères · 1141 écrans
「相変わらずと言うと?」
「錦霜軒で寝てばかりおいで遊ばします」
「江戸城の庭が拝見したいなどとは、元々、口から出任せの口実と思うたが、寝てばかりいるとは、合点がゆかぬ」
「時折、あの前を通りまして、それとなく声をかけてみまするが、いつも、御家来金吾様と共に、戸を閉した限りでございます。そうかと思うと、夜中錦霜軒に灯りを見る事などもあり、未明に煙をあげている時などもござります。吹上は、火気厳禁のお定め、それとなく、御注意申したくは存じますが、何せい、御三家の若殿、剛兵衛直々には恐れ多い儀と、その由、お側衆にまで申し上げておきました次第でございます」
「そりゃ無益じゃ。近習の中にも、万太郎へ苦言をするほど勇気のあるものはあるまい。よし、よし。そのうちに、吉宗自身から申してくれよう」
なお二、三、万太郎の行動について、剛兵衛に問い糺した吉宗は、しきりと、小首を傾げながら、講書の時刻、書院の方へ足を向けてゆく。
その頃から、妙なうわさを、吉宗はちらちら耳に入れました。
深夜、船見山の方角に怪し火が走った。また曰く、大奥の女中達七、八人吹上の梅林に暮れて帰ると幽鬼に出会って気を失った。