Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
えどさんごくし
江戸三国志
吉川 英治
Lisez 江戸三国志 (えどさんごくし) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 577 271 caractères · 1141 écrans
「どうも、只今は、とんだお見それをいたしまして」
おそるおそるそれへあいさつに来た男を見ると、今、啖呵を切ッた博労ですから、三人は苦笑いをして、
「さ、こちらへお掛けなさい」
「ところで、何かあっしにお話があるそうですが」
日本左衛門は、博労の男にも床几を与えて、
「呼び立てて聞きただす程のことでもないが、そちが只今、向うで話していた女影の妖女のうわさは真実なのか」
「へ、へい。こればかりは、嘘でも大袈裟でもございません」と、博労が得意になって語り直すのを、日本左衛門がところどころ反問して、どうやらそれで彼の疑問は頷けたようであります。
「いやよく分った。折角飲んでいるところを済まなかったな、これは少ないが……」
と、呆っ気にとられる博労の男の手へ、一枚の小判を落として、三人はぶらりと外へ出て行きました。
外の風に吹かれると、すぐ耳につくのは池の向こうの掛小屋の鳴物です。どんよりした夕雲の影を落としている蓮池の水面に、水馬がツイツイと細い線を描いているのが、何となく夜の雨でも待つように見えました。
暫く肩をならべて行ったと思うと、日本左衛門と金右衛門とは、別な道へそれて行きながら、