Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

えどさんごくし

江戸三国志

吉川 英治

Lisez 江戸三国志 (えどさんごくし) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 577 271 caractères · 1141 écrans

Aozora Bunko

「もういい」

と、万太郎は素ッ気なく盃を取り返して、

「そちや河豚内がここに筋張ッていると、折角の酒もうまくない。もう用はないから彼方へ退がれ」

そう言って、人を追ッ払ったかと思うと、やがてポンポンと手をたたく、お銚子のおかわりだという、もっと、あッさりしたお肴を持って来いと言う、誰か三味線のひける家来は居ないかと言う、権太夫に来て踊れと言う、河豚内に負ぶッて厠へ連れて行けと言う、酒をもどしそうだから金盥を持参せいと言う、口をふけと言う、背中をさすれと仰っしゃる。

いやもう、ふだんのシラフでさえも大概な七男坊様、酔ッたが最後の助、箸にも棒にもかかりはしません。

かくて、やっと乱酔のまま寝所に納まった万太郎に、ヤレヤレと、河豚内はじめ家来どもは、翌朝、思わずいつもよりは寝過ごしました。

しかるに、

また起き抜け早々、朝ッぱらからの一騒ぎ。

今朝になってみると、万太郎は居ない。

また妙に眼の光る町人も、物騒な棒を持ってあるく変梃な餓鬼も、いつのまにか寝床をもぬけの殻として、風を食らッて出立してしまったふうです。

軍師の旗本

二日ばかりの小雨つづき。

大入りあげくの息抜きに、曲独楽の小屋も休んでおりましたが、いよいよ最後の日を御当地お名残りと触れ出して、木戸を開けたその晩のこと、川越じゅうを、鼎のわくが如くに騒がせ