Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

えどさんごくし

江戸三国志

吉川 英治

Lisez 江戸三国志 (えどさんごくし) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 577 271 caractères · 1141 écrans

Aozora Bunko

の逆行とも言えますし、また、彼等に言わせれば、

(幕府がおれたちをこうさせたのだ!)

と、まなじりを裂く理由であるかも知れません。

とにかく、かれらは兇暴です。殺人の誡だけを、その宗門の聖典から、けずり去っている集団です。

ことにそれが、仲間の秘密を知られた場合に、いっそう強く、盲目的であったようです。

――おりんは生きた心地もなかったでしょう。うわさに聞いている切支丹族! ひそかに狛家を敵視している山間漂泊族の仲間!

それに捕まったのですから、最後です。けれど、彼女もさすがに、月江にかしずいていたくらいな女、めめしい悲鳴はあげません。相手のなすがまま、ずるずると前の場所へ引きずられて来ました。

「やい!」

丁二郎の目には、争われぬ血のすじが走ってみえます。身なりは世間を歩く都合で、おとなしい行商人となっていますが、殺気立ったその全身が、動物的な屈伸をして、山男の兇暴さを思わせます。

「てめえはたしか、高麗村の人間だろうが」

彼女をそこへ突っ放して、責めだしました。

おりんはわるびれずに、

「はい。御隠家様の召使いでございます」

「聞いたろうが、今おれたちが話していたことを」