Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

えどさんごくし

江戸三国志

吉川 英治

Lisez 江戸三国志 (えどさんごくし) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 577 271 caractères · 1141 écrans

Aozora Bunko

「これはいよいよ御珍客ばかりのおそろい、さ、どうぞそれへ、只今すぐに月江様にこの事を申し伝えてまいります」

おりんは手燭をそこへ残して、まろぶが如く奥の方へ駆け込んでゆきました。

かの高原で振返った日本左衛門が、あれから双子の山間へ姿を消したので、それを追いつつ来るうちに、いつかこの高麗の郷へ下って来た三人でしたが、その土地も家も気づかずに訪れた屋敷が、月江や次郎の住む所であろうとは、万太郎にも釘勘にも同じような偶然でありました。

ところへ、月江がにこやかな顔を見せる。

小仏で難を救われた娘の恩人である釘勘や、また、尾州の若殿の来訪と聞いて、千蛾老人も衣服をあらためて出迎えに出る。

いつか、式台には、幾ツもの明りや、幾人もの郷士たちが座列を作って、さすがに豪族の名残りをとめた応接ぶりです。そして、奥の一間へ通される。

人知れず、月江の胸に思い出として棲んでいた相良金吾が、前に変ったりりしい姿をして、わが家の一室に坐ったかと思うと、彼女の胸はふしぎなうれしさに騒がされています。

意外な客と貴公子を迎えて、冷寂としていた狛家の夜は、燭に燭をついで夜の更けるまで戸閉すことを忘れています。