Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
りょうきのはて
猟奇の果
江戸川 乱歩
Lisez 猟奇の果 (りょうきのはて) de 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 134 971 caractères · 270 écrans
で、支度をして、婆やに留守を頼んで、いつも乗りつけのタクシーの帳場まで、二丁ばかりの道を歩いて行くと、これはどうだ。まるで申し合わせた様に、向うからその品川四郎がやって来るのに、バッタリ出会ったのである。
「マア、品川さん」
「どちらへ」
「御宅へ御伺いしようと思って。実は青木が変な様子で外出したまんま、帰りませんものですから、若しやお宅にでもと思いまして」
「アア、そうでしたか。イヤ、御心配なさることはありませんよ。実は麻雀の手合わせがありましてね、池袋のある家に居続けなんです。僕も昨夜はそこで泊ったのですが、今日も仕事をすませて、これからそこへ行く所なんです。で、あなたを御誘いしようと思いましてね。皆な御存知の連中です。いらっしゃいませんか。青木君も歓迎するに極ってますよ」
「マア、そうでしたの。じゃ、あたし、どうせ出かけたのですから、このまま御ともしますわ」
という訳で、両人肩を並べて、タクシーの帳場に向ったことであるが、これは又どうしたというのだ、この品川は一体全体どの品川なのだ。
彼の言葉が一から十まで嘘っ八なことは、読者がよく知っている。だが、例の幽霊男の方は青木に殺されてこの世にはいない筈だ。