Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

りょうきのはて

猟奇の果

江戸川 乱歩

Lisez 猟奇の果 (りょうきのはて) de 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 134 971 caractères · 270 écrans

Aozora Bunko

相手の女も決してこんな場所で媾曳する様な柄ではない。女が「宿」と云った。そこで逢ってから、男が女を送って来たのか女が男を送って来たのか(地理の関係から云って、多分前の方だが)「宿」で分れ去るに忍びなかったものであろう。

「あの人にすまん」というのは、女に定まった亭主でもあるのか。「あの家へ手紙を下さい」と云ったのを見ると、自宅へ手紙が来ては悪い事情があるのだろう。どう考えても有夫姦だ。それに、男は東京から態々逢いに来ている。

「イヤハヤ、お安くない事だわい」

まだ何事も気附かぬ青木は、この思いがけぬ収獲に、ひどく嬉しがっていたのだが。……

やがて男女が別れて、男が先に彼の方へ降りて来る様子に、ハッとして、思わず十数歩あと戻りした青木が、丁度常夜燈の下で、ひょいと振り向く出会頭に、近づいた男の顔が電燈に照らされて、ハッキリ分った。それが、何という意外なことだ。東京にいるとばかり思っていた、かの品川四郎の顔ではないか。

「ア、品川君」

思わず口をついて出た。

「エ?」

相手も立止ったが、妙な顔をしてジロジロ青木の顔を眺めている。気拙いのだなと思って、何も知らぬ体にして、