Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ねこののみとりぶし

猫の蚤とり武士

国枝 史郎

Lisez 猫の蚤とり武士 (ねこののみとりぶし) de 国枝 史郎 (くにえだしろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 185 496 caractères · 368 écrans

Aozora Bunko

……この梶子を安い女、嚇しや力でくじかれる女と、踏んで貰いたくないからねえ」

ここでまた梶子はセセラ笑った。

「なるほど、あやまる、わしが悪かった」

右内はすぐに詫びるように云った。

「梶子殿のどういうご気象か、またどういうご身分か、主として松浦民弥氏より、昨日以来承わっております。……それでいながらつい無作法に、権柄ずくに振る舞いましたは、この右内の大失態、平にご用捨くだされい」

「まあまあこれはご丁寧なお言葉、それでは今度はわたしの方が、かえって恐縮いたしますよ。……ところで今もお名前の出た、あなた方の同志松浦民弥様、どこにおいでなのでございます?」

やはり一番気になるのは、恋しい人の身の上だったので、こう梶子は熱心に訊いた。

「松浦氏は犬帰村方より、青塚へ向かった連合軍どもを、迎え撃つ手の指揮者として、……あれあれ今も戦声の聞こえる、あなたにあって戦っている筈……」

「まあまあさようでございましたか……そうと知ったら危険を冒し、嘉門爺さんの屋敷などへ行かずに、すぐに、そっちへ行ったものを。……五十嵐様!」

と力をこめて云った。

「民弥さんに逢わせてください!」