Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ねこののみとりぶし
猫の蚤とり武士
国枝 史郎
Lisez 猫の蚤とり武士 (ねこののみとりぶし) de 国枝 史郎 (くにえだしろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 185 496 caractères · 368 écrans
と云って来て五十嵐右内は、にわかに恐怖を顔に浮かべ、
「ところが奇怪にもみちしるべが、解らなくなってしまいました」
「紛失いたしたと云われるのでござるか?」
「いえ、みちしるべはありますので」
「ありながらそれが解らなくなる?」
「ここの加減で」
と云いながら、右内は自分の頭を抑えた。
「頭の?」
「さよう」
「…………」
「錯乱しますので!」
「恐ろしい話だ!」
「恐ろしゅうございます」
「が、しかしどうして頭が?」
「毒素を含んだ空気のためで」
「ははあ。……いよいよ恐ろしい話だ」
「ああいう洞窟にはそういう空気が、ある地点まで行きますと、充満していると申すことで」
「さような学説聞いたことがござる」
「ところで洞窟には四つの通路が、通っているそうにござります。しかるに一筋が未発見だそうで。で、普通には三筋の通路が、通っていると解されているそうで。……このことが何んとなく私には、重大なことのように思われまする」
夕陽が消えて闇が迫って来た。
用意して来た松明をともし、二人は林を分けて登った。
お蔵の迷路
菊女は夢中で「お蔵」の中を、奥へ奥へと走っていた。
その後から三十郎が、呼びかけながら走っていた。