Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ねこののみとりぶし
猫の蚤とり武士
国枝 史郎
Lisez 猫の蚤とり武士 (ねこののみとりぶし) de 国枝 史郎 (くにえだしろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 185 496 caractères · 368 écrans
、女がお守りしてお送りするが至当……妾、持参いたしましょうよ」
「さあ……そいつは……どうであろうかな……」
「わたくしをご信用あそばさぬそうな」
「とんでもない話、そうではないが」
「ではなぜでございますか?」
「なぜという訳も別にないが。……わしが伊豆守殿よりお預かりした品を……」
「その伊豆守様は梶子の身にとり、申してみますればご主人様のようなもの。家来がご主人様のご進物を。……何んの理不尽でござりましょうぞ」
(どうしたものかな?)
と姉小路卿は思った。
しかしかえって考えようによっては、好都合のようにも思われた。
(民弥にしてからがこわれやすい品物、人形などをたずさえて、長い道中を京都まで行くこと、迷惑であるに相違ない。破損でもしたら責任問題、伊豆守殿に申し訳ない。梶子という女は伊豆守殿とは、特別の関係にある女だ。この女が品物を送って行って、よし途中で間違いがあっても、何んとかうまくとりさばくであろう。……それにこの女のいうとおり、人形――雛などというような品物は、男手にかけるより女手にかけて、優しくあつかった方がいいらしい)
「梶子殿、これはもっとも」