Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ききがきしょう
聞書抄
谷崎 潤一郎
Lisez 聞書抄 (ききがきしょう) de 谷崎 潤一郎 (たにざきじゅんいちろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 108 821 caractères · 210 écrans
その時料理人は眼をむき出して、日本一のうつけ者奴、両方の腕がなくなって生きていても何になろうぞ、それにしても過去の戒行が拙いばかりに、貴様のような者を主人に持ったのが無念でならぬ、貴様はつね/″\鮟鱇と云う魚のようにぽかんと口を開けているから、砂が這入るのだ、もう此の上は生かそうと殺そうと勝手にせよと、散々悪口を申した揚句お手討ちに遇ったと申します」
挿絵
「又或る時、天守へお上りなされまして、四方を眺めていらっしゃいますと、懐姙の女が息苦しそうに歩きながら、野辺の若菜を籠へ一杯摘みためまして、その日の糧を得るために都へ売りに参るところでござりました。するとその姿にお眼をとめられ、あれを見よ、あそこに孕み女が通るが、あの腹の大きいことはどうだ、あんなにえらく膨れているのは双生児が這入っているのかも知れぬ、腹を断ち割って見てやりたいなと仰っしゃって、あの女を連れて参れとの御意なので、御前におりました若殿原が早速引き立てゝ参りました。でもその時は益庵法印が居合わされて機転を利かされ、そっとその女の傍へ寄って芹や薺を懐へ押し入れさせ、此の者は懐姙ではござりませぬ、腹がふくれておりますのは、これ、御覧なさりませ、さま/″\な若菜を此のように懐へ入れているのでござります、それに此の女は年老いた者でござりまして、これら