Classiques japonais avec furigana
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うんぜんだけ
雲仙岳
菊池 幽芳
Lisez 雲仙岳 (うんぜんだけ) de 菊池 幽芳 (きくちゆうほう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 22 192 caractères · 43 écrans
熔岩流
船を島々の間に乗り入れてこそ、始めて九十九島の、真の美しい風景に接することが出来るのである。私はこの九十九島の風景についても、多くを書きたいが、雲仙を主とするので、ここには略する。
私達は舟遊び気分の何ともいえぬ心地で、櫓の音緩く蒼然として暮れ行く島々の間を縫い廻った上、南風楼に帰った。
眉山の裾ひく海の清みかも九十九の島の松しげみかも
島原の静けき海に影ひたすつくもの島は見れど飽かぬかも
不知火の九十九の島の夕潮に漕ぎたもとほる小舟かなしも
南風楼の日の出
はしけやし手にも取らまく紅色の大き朝日は海を出にけり
私はここの日の出がいいといわれている南風楼へ二度泊って、二度ながら見事な日の出を迎える事が出来たのは幸だった。
熔岩流
六時前に朝の食事を済ませると、人夫を連れて、道案内に来てくれた町の助役さん、宿の主人、園さんと自動車で宿を出たのが正六時。目的の新焼熔岩流を見るためである。
この熔岩流は寛政四年の眉山の大爆発と同時に噴出したもので、普賢の中腹飯洞岩の古焼即ち明暦三年噴出の熔岩流の尽きておるところから噴出し、穴迫谷に添うて千本木の平野まで流れて来ており、その流れが蜿蜒三十町に及んでいるというので、私はその凄まじい、まだ生々しい熔岩流の状態を見たいのであった。