Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
なるとひちょう
鳴門秘帖(三)
吉川 英治
Lisez 鳴門秘帖(三) (なるとひちょう) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 261 216 caractères · 521 écrans
遍路の歌
いずれ、お綱は父に会うべく、また、弦之丞は世阿弥から阿波の内秘を聞きとるべく、剣山へ目指してくることは想像される。だから、その二人がかりに生きているものと仮定しても、先廻りして、世阿弥の命さえ奪っておけば、さまで驚くことはないではないか――。
こう有村は考えたのであった。
そして、それを実行するために、四人は焼け土を踏んで剣山へ急ぐのだった。
遍路の歌
鼬のような鋭さをして、今朝、塀裏町の横丁を出てきた手先の眼八は、ツンのめるようなかっこうで、牢屋塀の下草へ痰つばを吐きかけながら、そそくさと、代官屋敷のほうへ急いで行った。
それを見かけると、城下の者は、
「オヤ、何かまた朝ッぱらからお召捕があるぜ、眼八が大股で行った」
と、すぐに伝えあうほどな記録を持っているすごい眼八。
手拭でふくれている懐中も、人一倍長い捕縄の束でアアなっているのだろうと恐がられている手先である。
「お早う」
と、その眼八が門に立った。
黒い冠木門の外から中へ、玉砂利が奥ふかくしきつめてある。城下代官と町奉行を兼ねている桐井角兵衛の役宅だ。
箒と打水で、役宅の前を掃除していた菖蒲革の袴と、尻はしょりの折助が、