Classici giapponesi con furigana
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いっきゅうさん
一休さん
五十公野 清一
Leggi 一休さん (いっきゅうさん) di 五十公野 清一 (いずみのせいいち) in giapponese con furigana. JLPT N5. Tocca una parola per il significato.
N5 · base · kanji e kana moderni · 40.517 caratteri · 82 schermate
「わっ!」
一休さんが あめだらけの あたまを かかえると、これを みた おしょうさまは、
「しゅうけん、なに しとるのじゃ。」と、大ごえで しかりました。
「は、はい、はい。」
一休さんは 目を しろくろ させています。
「なにを しとると いうのじゃ。」
一休さんは わーんと なきだして しまいました。なきながら 一休さんの あたまには、一つの とんちが おもい うかびました。
「おしょうさま、おしょうさま。わたしは おしょうさまのだいじな だいじな おちゃわんを こわして しまいました。それが かなしくて わたしは 死んで おわびしようと おもって、こんなに たくさん おしょうさまの くすりを いただきましたが、ちっとも しねません。」
そう いうと、一休さんは りょうてで かおを おおって、まえよりも はげしく わんわん なきだしました。
「なに、ちゃわんを わったと……。」
「そうです。おしょうさまの おるすの あいだに おへやを そうじして おこうと おもって、おちゃわんを わりました。おしょうさま、ああ、わたしは しにたい、しにたい。」
一休さんは そう いいながら、また こぼれた みずあめを ぺろぺろと なめました。