Classici giapponesi con furigana
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さんまいつづき
三枚続
泉 鏡花
Leggi 三枚続 (さんまいつづき) di 泉 鏡花 (いずみきょうか) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 63.572 caratteri · 124 schermate
一体気の勝った、お夏さんは癇癪持なんだけれど、婦人だけにどうすることも出来ないんですから、癪なことは軍鶏と私とで引受けてるんで、ええ、可うごす、軍鶏と愛吉とで請合いましたと謂うと、蒼くなって怒ってる時でも莞爾しまさあ。
お夏さんは飛んだその鶏を可愛がってます。それから母上はいうまでもありませんが、生命がけで大事にしているお雛様がありますよ。
十軒店で近頃出来合の品物じゃあないんだそうで、由緒のあるのを、お夏さんのに金に飽かして買ったって申しますがね、内裏様が一対、官女が七人お囃子が五人です、それについた、箪笥、長持、挟箱。御所車一ツでも五十両したッていいますが、皆金蒔絵で大したもんです。
このお雛様の節句と来た日にゃ、演劇も花見も一所にして、お夏さんにかかる雑用、残らず持出すという評判な祭をしたもんですッさ。
私が勝山に伺うようになりました翌年、一昨年ですな。
三月三日の晩、全焼にあいなすった。」といいかけて、愛吉は四辺をしたが、浮かぬ色をした。
声も低く、
「しかも私が行合せていたんです。十時頃でございましたね、お雛様を見せておくんなさいって、勝手の方から。