Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
さんまいつづき
三枚続
泉 鏡花
Leggi 三枚続 (さんまいつづき) di 泉 鏡花 (いずみきょうか) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 63.572 caratteri · 124 schermate
二十四
のに、彼を抱くものあらば正にその者の手の下なるべき、左の背を肩へかけて、亜弗利加の地図のごとき一面の癬、あな笑止や。
「汚えな! って私あ本当にうっかり。それが何です、山河内という華族の奥方だったんですって、華族だって汚えんですもの。」と愛吉はビイヤホールで語りながら、今も思出すほどか眉を顰めたのである。
二十四
名は知らず、西洋種の見事な草花を真白な大鉢に植えて飾った蔭から遠くその半ばが見える、円形の卓子を囲んで、同一黒扮装で洋刀の輝く年少な士官の一群が飲んでいた。
此方に、千筋の単衣小倉の帯、紺足袋を穿いた禿頭の異様な小男がただ一人、大硝子杯五ツ六ツ前に並べて落着払った姿。
時々髯のない顔が集り合っては、哄という笑語の声がかの士官の群から起るごとに、件の小男はちょいちょい額を上げて其方を見返るのであるが、ちょうど背合せになってるから、金之助にこれは見えなかった。
ビイヤホールの客は、今わずかに三組の外には無かったので、生麦酒の出入をする一段高い台の上には、器械を胸の辺にして受持のボオイがあたかも議長席に着いたもののように正面を切って身動もせず悠然と控えている、その下に椅子に凭って一人のボオイは新聞を読む、これと並んで肩から脇の下へ金袋をぶらさげた一人、白の洋服の足を膝の処で組違えて、斜に肱で身体の中心を